ドイツ最高峰ツックツピッツ

久しぶりの日記です。12月のアメリカ帰省（私は「旅行」、夫の「帰省」）と、
1月の東京帰省を書きそびれたまま、あっと言う間に3ヶ月・・・。
今晩はトイレが近すぎて眠れず（またぼーこーえん）、日記再開してます。

結婚一周年記念日だったので
ドイツのバイエルン地方に連れて行ってもらいました。
ここからだと、アルプス山脈を南側から北側に抜ける、5時間半の車の旅。
天気予報通りの曇りだったけど、Garmischの街を散歩したり、
ホテルの温水プールと屋外ジャグジーに入ったり、
リラックスモードには ピッタリの2日間。
バイエルンの音楽と踊りをやってくれるレストランにも
連れて行ってもらって大満足。
ドイツ最高峰の山がすぐそこに見えるのに、
お天気悪くていけないのは残念…、
と思っていたら、家に帰る日、天気予報が見事に外れて晴れたっ！Zugspitzeは標高2962ｍ。
電車かロープーウェイで頂上まで登れるんだけど、
登りは電車・下りはロープーウェイが「ナイス・アドベンチャー」、
とホテルの人に言われたのでそうすることに。
電車は途中までは箱根の登山鉄道みたいな急坂を登る感じ。
でもスイッチバックしなくてひたすらまっすぐ。かなりの馬力ですね。
山の1/3位まで登ったらあとはひたすらトンネルの中を登って、
着いた駅はすでに標高2600ｍ。そこからは短いロープーウェイで山頂へ。
新雪が積もってて、山頂のスキー場は生クリームみたい。頂上のレストランでお茶して温まったら、
帰りは一気に標高1000ｍまで降りるロープーウェイへ。
2000ｍの急勾配なのに途中支柱が2本しかないし、
風もあって上下左右に揺れてるのに、同乗したスキー客は全く怖くない様子。
慣れてるのね。山に登るのに二人で77ユーロも払ったのに、
3時間位で帰ってきちゃったからなんか損した気分に…。
そこで私が昔スキー場でリフト券をまた売りした話をしてたら、
ちょうどアメリカ人らしきカップルが駐車場に！
これはチャンスと話しかけて二人分を30ユーロで譲って、
私達はランチ代が浮いてラッキー。
彼女達もありがたくロープーウェイ乗り場に向かっていきました。
「いいことしたなぁ」な～んて思ったのもつかのま、
車で街へ戻る途中に何の気なしに見てたパンフレットに、
「スキーヤー用とノンスキーヤー用登山券があります。
ノンスキーヤー用は登山１回下山1回のみ有効です。」
って書いてあるのを発見！
ホテルで買った券はどっちかわかんないけど、
もしかしてノンスキーヤーだったら？！
急いで駐車場に戻ってカップルを探したけど見つからず…。
ブチぎれて新しく77ユー ロの件を買いなおして登っていったに違いない・・・。
私はまるでドロボー！
夫にカップルの車を見つけてもらってメモを挟んで、
とりあえず帰路に着いたけど、ものすごい自己嫌悪で気分悪い。
でもカップルはもっと気分悪いはず、と思うとさらに落ち込み…。

家に着いて、二人とも口数の少ないままご飯を食べてたら、
カップルから電話がかかってきました。
やっぱり譲った券は使えなかったって教えてくれた彼女はとてもイイ子で、
「メモ置いといてくれてありがとう」って。
あ～ますます申し訳ない。
彼女達もこの近所に住んでることがわかって、
来週お金を返せることになりました。
あ～一件落着。
楽しくて思い出深い記念日旅行になりました。